展示会スケジュール

桃崎陶房 桃崎孝美 青瓷展

□2013/06/03(月)~08(土)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)

当ギャラリー、初お目見えの桃崎孝美さん(熊本県阿蘇郡西原村在住)の陶芸展です。

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佐賀県有田での修行中に、青瓷に魅了された桃崎さんは「青瓷(せいじ)」に取り組んで約30年。
中国の古典に学び、試行錯誤を繰り返しつつ自分なりの作品づくりに心を砕くなか、数々の工芸展で入選・入賞を重ねてきました。

それでも「青瓷」は、表面の微小なピンホールすらも傷とみなされる繊細な焼き物だけに、日々精進を続ける毎日とのことです。
青瓷特有の形のシンプルさ、色合いの奥深さは、作家の個性を際立たせる要所です。
この機会にぜひ会場へ足をお運び頂き、絹のような質感と深みを帯びた水色の素晴らしさを肌で感じて下さい。
桃崎さんが窯の火を燃やし続けながら、絶え間なく求めた「澄み切った空の色(天青)」に
心を動かされない焼き物好きはいないはずです。

今回は食器のほかに中国宋時代に誕生した名品へのオマージュともいうべき香炉・瓶・壷なども並びます。

【 略  歴 】
1981年 佐賀県有田町で陶芸修行 福田英明氏に師事
1986年 西部工芸展・九州山口陶磁器展・西日本陶芸美術展にいずれも初入選
1989年 阿蘇郡西原村に築窯
1991年 西部工芸展 熊本県知事賞受賞
     九州山口陶磁展 毎日新聞社賞受賞
1993年 日本伝統工芸展 入選
1999年 訪中(南宋官窯・竜泉大窯・建窯・景徳鎮の古窯址を歴訪)
2001年 日本陶芸展 入選
     訪中(吉州窯・耀州窯・汝窯・鈞窯の古窯址を歴訪)
2003年 日本陶芸展 入選
2007年 日本伝統工芸展 入選
2008年 西日本陶芸美術展 奨励賞受賞
2009年 第3回菊池ビエンナーレ 入選
2011年 日本陶芸展 入選
2013年 日本陶芸展 入選
 
日本工芸会準会員
 
* * * * * * * 作家全日在廊 * * * * * * *

手作り5人展

□2013/05/27(月)~06/01(土)

創作レザーアクセサリー作家、小島厚子さんを中心とした手作り5人展。

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多彩で多様な手仕事の粋が満喫出来るグループ展です。
粘土人形(クレイアート)/ 青木由利子
染物Tシャツ(あとりえうおぷく)/ 大平晃司
銘木手作りペン(杢杢工房)/ 野村 収
未定/ 未定
皮革アクセサリー/ 小島厚子

浜渡富雄 創作陶展

□2013/05/20(月)~05/25(土)

陶芸の産地を持たない千葉県にあって、自由な発想で作品を創り発表している浜渡富雄さんの作品展。

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浜渡さんは岩手県八幡平、国立公園松尾村に生まれ、現在は日本工芸会準会員。
数々の公募展において入選入賞多数という今が旬の陶芸家です。特徴は『彩泥紙抜き』。
大変手間の掛かる細工ですが、一品一品に込められた思い入れと気合が、どんな小品一つをとってみても、大作なみの充実感を感じさせてくれます。 
作家ものだけに作品すべてが意匠を凝らした一品作。ですが決して鑑賞陶器ではありません。
料理を盛り、花を生けて、暮らしとともに活きる器です。

正野芳子 創作人形展

□2013/05/13(月)~05/18(土)

「埼玉女流工芸展(於 県立近代美術館)」に連続4回入選をとげるなど、いま注目の人形作家・正野芳子さんの代表作や新作を一堂に集めた『正野芳子 創作人形展』を開催します。

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正野さんの人形をみるとき、私たちはその豊かな表情に魅せられ、いつしか不思議なノスタルジーの世界に誘われます。
見る人すべてに、たとえ一時でも、安らぎと幸せを与えてくれるはず。
心の乱世ともいえるこの時代に生きる私たちにとって、それはかけがえのない宝物となってくれることでしょう。

仲村英子 個展 『Eiko あそびま書展』

□2013/05/03(金)~05/05(日)

仲村英子さんは京都在住の七宝作家。

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スペイン・バルセロナ美術展をはじめ、海外にも幾度となく招待出品をされ、『仲村英子 七宝作品集 ─ 物語のはじまり ─ 』も出版されました。
その仲村さん、書もよくします。 今回は書の個展です。
生まれながらの障害をお持ちですが、自由で柔らかい強い心が生み出す作品には優美さと気品が漂い、高い芸術性を感じさせます。
また、その生き方、考え方が障害者離れをしていて驚かされます。
多くの方々に支えられて生きている方ですが、ユーモア、遊び心一杯で明るい方です。
会期中は当会場に在廊されます。是非、元気をもらいに来て下さい。

島田 猛 作陶展

□2013/04/22(月)~04/27(土)

春には里桜が咲き、柚子・木蓮に囲まれた工房でドクダミ・椿を中心に草花をモチーフとした器と花入れを、自由な発想で制作する島田 猛さんの陶芸展。

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島田さんは伝統工芸新作展・日本伝統工芸展入選、千葉県展知事賞受賞など高い評価を受けている今が旬の陶芸家です。
その作品は古格を偲びながらも季節の詩情や自然のニュアンスを大切に、落ち着いた色調に抑制の効いた筆致が美しいものばかりです。

ミニチュア・バードカービング ラブバードテルアキ展

□2013/04/08(月)~04/18(木) 

会期中無休当会場、初お目見えの北海道帯広在住、『つぼみ工房』田中輝顕さんの個展です。

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作品は細密彩色を施した精密な木彫りの小鳥のアクセサリー。
『ラブバードテルアキ』という名前が付いています。
1羽の大きさは10~60㎜ぐらいですが、目を釘付けにされるほどの魅力溢れる小さな芸術品。
何百羽の鳥が羽ばたく会場に是非お越し下さい。

はら・かおり 陶展

□2013/03/25(月)~03/30(土)

2004年の個展「風にふかれて」で倫理的・宗教的な森を散策した原さんは「ふわり」(2005年)、「ぽっかり」(2006年)で抽象化された立体に遊び、2007年と2008年は一転して猫という身近にありながら神秘的で芸術的な生き物をテーマに制作しました。
2009年は~赤坂・猫の森カフェ~で、テーマは同じ猫ながら一転してユーモアとウイットあふれる楽しい世界を展開し、2010年の「優しい時間」では、小春日和のように温かな、ネコと人の日常を陶土で表現してくれました。
また、2011年の「鎮守の森」では~自然の中で、人も動物も同じように生かされ守られている~そんな安心で楽しい世界を陶人形で描きました。
そして東日本大震災後の2012年の個展「Life vol.1」では本当の豊かな時間とは何なのかを問いかけました。
アートとクラフトの両面から現代陶芸のあり方を見つめる原さんの面目躍如というところですね。
さて、2013年は作品がどのように変化し進化(深化)しているのか、とても興味深いところです。

春の展示会 6人展

□2013/03/04(月)~03/09(土)

α工房の"薫風"こと鈴木 薫さんとその仲間たちによるジュエリーとアクセサリーなど、6人によるグループ展です。

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金・銀・プラチナなど多様な素材と、様々な宝石・貴石を使ったオリジナル作品のジュエリーは複数の作家がカジュアルからエレガンスまでをカバー。
リフォーム相談も可です。
出品作家は前出の鈴木 薫さん、そして『ちりめん小物』の小池眞知子さん。
『オリジナルジュエリー』は柏山節子さん。
『彫金』の佐藤悦子さんに『ミネラルストーン』の三好郁子さんです。
もう、お一人は日本の貴重な伝統工芸品、幅1.5センチのアートともいえる『組紐』の塚田道代さん。
会場はジャパネスクコンテンポラリーとでも称すべき、上質な素材美と、モダンにアレンジされたデザインが調和した素敵で落ち着いた空間となることでしょう。

鳥と花と魚たち 水留良雄 作陶展

□2013/02/25(月)~03/02(土)

今回でなんと27年目の第27回展となる水留良雄 器展。

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サブタイトルは“鳥と花と魚たち”です。
小鳥や魚、草花やフクロウ・猫・兎などをモチーフに自然の優しさ・大切さを、土の温もりと素朴さで表現した食器と花器の陶芸展です。
益子に魅せられ益子に学んだ水留さんですが、作品は従来の益子焼のイメージをくつがえすに十分な驚きの器。
家庭食器として普段使いにして頂きたい手頃なものから、意匠を凝らして調度品としても存在感にあふれた力作まで、充実の内容です。